だんだん良くなる、ドラマ『ハチミツとクローバー』・・でも、気になる視聴率
ここまで修正できたのは何故だろうか。
もともと最初からこのレベルを維持できたら、ここまで視聴率が低迷することはなかったんじゃないだろうか。
すごく心残りだ。
中途半端なコント、不必要なラブシーン、大根役者の説明台詞、ハグちゃん目線のストーリー展開・・・これらが排除されて、本来の『ハチクロ』が表現されている。
でもドラマはすでに終盤。
実に残念だ。
この間、『ハチクロ』の視聴率は一桁台を彷徨っていて、スタート以来、前回の視聴率を上回ったことがない。
ゴールデンタイムとは思えない惨敗ぶりだ。
大人気のコミックを原作にしているだけに、このこけっぷりは、痛すぎる。
最初の4、5話くらいまでの、あのバカ騒ぎなコントは何だったんだろう。ドラマの流れを断ち切り、テンポを悪くして、『ハチクロ』からどんどん遠ざかってしまった。
森田のキャラクターは、意味不明だった。
脚本を受け止める役者が大根すぎたのか、もともと脚本のキャラ設定に無理があったのか。そのくせ無意味なラブシーンを挿入しようとして、失敗している。
この数話、森田はあまりしゃべらなくなり、ぐんと存在感を増したと思う。
何故か最初の数話は、ハグちゃんと森田、竹本くんの3人の三角関係を物語の中心に持ってきてしまった。
これが大失敗。
『ハチクロ』のテーマは、あくまで「片思い」であって、恋のさやあてゲームではない。
ドラマの展開に不必要なラブシーンを入れてしまったために、まず原作のファンを遠ざけてしまい、さらに『ハチクロ』を知らない人には、よくありがちな恋愛ドラマというレッテルをはられた。
前々回くらいから、ドラマの展開に無駄がなくなった。
もちろん、原作とは似ても似つかない別の物語になってしまったが、『ハチクロ』がおさえるべきところをおさえている。今夜はむしろ、原作に近づいたんじゃないだろうか。
森田は、ようやく人間らしい表情をした。発情した奇人が自由奔放に行動しているわけではないということ、脚本家も役者も、ようやく気づいたらしい。
残り3話。
逃した視聴者は帰ってこないだろうけど、この流れは続けてほしい。
最初の数話が、あまりにも惜しまれるが、今は振り返ることには意味がない。
スペシャルみたいに最初の数話をカットして、まとめてくれないもんか。
そうそう。
一番の大失敗は、主題歌に平井堅を起用したこと。作品のイメージを根底からぶち壊した。この原作を理解している人なら、スピッツかスガシカオを選ぶはずだ。こればっかりは修正がきかないのだけどね。
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